【性交痛】指1本で激痛だった私が、痛みを隠して拗らせた20代の黒歴史〈前編〉

​「そのうち慣れる」の嘘!激痛すぎる10代の夜

​「ほんとは人の温もりを感じたい時もある。でも、その先にセックスがあると思うと誰かと会う気になれない…」

​そんなことを思うようになって、もう何年経ったんだろうか。
現在、40代半ば。
世間一般の「普通」から見たら、私は少し拗らせているのかもしれない。
大人向けの作品は好きだし、それなりに恋愛もしてきた。
だけど私は昔から「性交痛」があった。
世の中の人は気持ちいいものとして話しているのに、私にとってソレはずっと「苦痛なもの」でしかなかったのだ。
​若い頃は、「そのうち慣れるよ」と言われた。
私もそう思っていましたよ…。
みんな普通にできているんだから、そのうち私もできるようになるんだろうって。

​​――でも…なりませんでした!!(大声)

​10代の頃から40代になった今まで、ずっと。
指一本でも痛い!その先なんてもっと痛い!
​大人の言う「普通」や、同級生たちの恋バナ。
10代の私にとって、それはどこか遠い世界の話。初めて彼氏ができた時、流されるようにホテルのベッドへ行き、いざ、その瞬間。
​指がたった1本、触れただけで、私の体は悲鳴を上げた。

​「ぐっ……痛ぇ……!

​何これ!? 痛すぎる。こんなの絶対に無理じゃん!!
その日はあまりの痛がりっぷりに彼も諦めてくれたけれど、次の機会はすぐにやってくる。
​「大丈夫?」彼の言葉に、心の中で「大丈夫じゃねぇよ…!」と叫びながら、私はコクンと首を振った。
痛いと拒めば彼のテンションを下げてしまう。それが申し訳なくて、ただじっと耐えた。
​終わった後に残ったのは、達成感でも愛されている実感でもなく、ただただ「苦痛」の二文字だけ。

まぁ、そのうち慣れるよね…

当時は自分にそう言い聞せるしかなかった。

​好きだけど痛い!20代、都合のいい女でやり過ごす日々

​その後も私の痛みが消えることはなく、諦めを抱えたまま20代へ。
そんな時に出会ったのが、職場の彼。誰もが認める「犬猿の仲」(笑)だったはずが、裏では誘われるようになり、お互いパートナーがいる状態での秘密の関係に。
​実は、私は彼に惚れていた。
そして彼も、私が痛みを抱えていることを知っていた。

​「俺となら痛くないかもしれないから、試してみるか?

​…どこからその自信が出てくるのだろうか(笑)
彼にそう言われ、嬉しさと切なさが混ざり合って一線を越えた。
静かで優しい空気が流れる中、いざその瞬間。

​「いや、痛ぇわ…!!

​10代のあの日と同じ、鋭い痛みが走る。
奥を突かれると、ほんのちょっとだけ快感(のようなもの)はあったけれど、痛みに耐えているうちに私の身体はどんどん砂漠化していく。
彼は体位を変えたり、色々と試してくれた。感情的には大好きなのに、結果は一緒。やっぱり「良いもの」とは思えなかった。

​彼から見れば私はただの都合の良い女。けれど、私も好きなのになぜか彼と恋人になる気は1ミリもなかった。
痛みを抱えて、ただ彼の温もりだけを求めて重なり合う。それが20代の私のリアルだった。

​突然の「閉店ガラガラ」…大人の恋に絶望した日

​私には、誰かの1番になることへのプレッシャーが重すぎた。
「他の女性を見ないで私だけで満足してもらう」なんて自信は微塵もない。
​そんな風にがんじがらめになっていた20代後半。
15個以上年上の既婚男性たちと遊ぶようになった。彼らは欲しいものを買い与えてくれたし、何より私が「痛いから嫌」と言えば、無理に進めないでいてくれた。
恋愛らしい恋愛じゃないからこそ、私も遠慮なく「嫌だ」と言える。
​そんな歪んだ免罪符を手に入れた私はズルズルと足を踏み入れたが、そんな楽園が永遠に続くわけもなく、周りにバレて強制終了。

​ボロボロになった20代後半、次に現れた男も懲りずに「彼女持ち」の遊び人。

遊び人!?この人なら、もしかして私の痛みをうまくコントロールしてくれるんじゃね!?

と淡い期待を抱いたが、たまに我慢しきれず、

痛っ……!

と声が漏れると、彼は目に見えてトーンダウンした。

​「あー、もうやめよ!やめとこ!

​そう言って、見事にシャッターを下ろされた。
痛みに寄り添ってくれるわけでもなく、ただ「萎えたから終了」。

​「あぁ、私は普通に愛されることも、普通に楽しむこともできないんだ…

痛みに怯え、1番を恐れて逃げ、遊び人にすら突っぱねられる。私の20代は、そんな絶望で幕を閉じたのだった。

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